
海外、特にアメリカのプロレスは、個人的に顔芸的なところが結構強いかなと思っています。
それは、アメリカのプロレスの位置づけがエンタメであることに由来しているのかなと。
アメリカのプロレスが悪いとかそういう話ではなくて、そういう属性があるという話。
で、エンタメ的な要素が強いアメリカのプロレスに対して、日本のプロレスは違った属性にあると個人的には思っています。
新日本プロレスが掲げるストロングスタイルというのが一番わかりやすい言葉かなと。
実際に、新日本プロレスでは過去に異種格闘技戦を行い、プロレスこそ最強と謳っている時期がありました。
全日本プロレスであっても、基本的にはプロレスラーの強さというのを全面に押し出している気がします。
アメリカのプロレスと日本のプロレスに、なぜそのような違いが出てきたのかなと思ったのですが、それが顔芸じゃないかなと。
日本人って表情というか、顔の筋肉なのか、作りの問題なのか、国民性なのか、アメリカなどの人に比べると表情が読みにくい、顔に表情を出さないところがあります。
つまり、日本の場合、顔芸では観ている人に伝わりにくいという話。
で、プロレスの凄さとか、プロレスの面白さを伝えるために、ストロングスタイル的なものがもてはやされるようになったのでは?というのが個人的な考えです。
どっちが良いとか悪いとかではなくて、そういう状況というか、背景があって日本独自のプロレスが生まれたんじゃないかという話。
だから、アメプロ的なものが日本でははやりにくいというか。ハッスルとかも、一時期流行りましたが、その後、浸透はしませんでしたよね。
それも顔芸にあるんじゃないかなとか。
まあ、あくまで個人的な考えですが。