
思ったことをつらつらと。
最近はあまり聞かないですが、少し前は、よく芸能人がある占い師の話を聞いて、すべてを決めてしまうみたいなニュースがちょこちょこありました。
占い師がxxをしなさいと言えば、その通りにしてしまうみたいな話です。
んな馬鹿な話があるかと思いますが、実は、こういうのってよくあります。
占い師なんかはわかりやすい例ですが、宗教もそうですよね。
また、会社の社長命令などもそうです。
信仰で縛ることもあれば、権力などの強制力の場合もあります。
また、権力バイアスというのもあって、有名な人が是と言えば、是だと思ってしまうという人間心理もあり、知らず知らずのうちに、誰かの意思によって、動かされていることってあるんですよね。
というか、正確に言えば、自分だけの考えですべて決めている人っていないのかなと思っています。
必ず外部の情報に影響を受けてしまうという話。
いやいや、影響を受けてないよ!って言う人もいるかもしれませんが、そうやって影響を受けてないようにすることもまた、影響を受けている証拠です。
なぜなら、どのぐらい影響を受けているのか?について、明確化されていないため、影響をキャンセルできているかが証明できないため。
ちゃんと数値化されていて、その数値をキャンセルしているといって、わかりやすい証拠があれば別ですが、そもそも外部の影響を数値化している人なんて、自分は出会ったことも無いですし、知りません。
もしいたら教えて欲しいぐらい。
で、外部の影響で、一番の落とし穴は友人です。
友人からの影響というのは、思った以上に大きいかなと。
友人が多く、いろいろなタイプの友人と幅広く付き合っている人は、いろいろなところから影響を受けるので、友人関係が偏っていないかぎりは、変な方向へは行きにくいです。
一番注意しなければならないのは親友で、それも1人しかいない場合。
その親友がパーフェクト超人で、あらゆる影響をキャンセルし、欲も持たず、中立性を保ち、物事に動じず、様々な知識を持っているなら、まあ大丈夫だとは思いますが、そもそもそんな人は存在しません。
多くの場合、普通の人であり、その人の利益で行動します。
そのため、その親友に依存してしまうと、言ってしまえば、最初の占い師に従ってしまう人と同じ状態になるわけです。
また、お互いに親友だと思っている場合、視点や考え方が固定され、お互いに縛り合って依存しまうことがあります。
いわゆる共依存みたいな感じ。
とても心地よい状態です。
もし世界に二人だけしかいなければ、それで問題は無いのですが、残念ながら、私たちは二人では生きていけません。
水道だって、電気だって、ガスだって、ネットだって、スマホだって、社会に生きるほかの誰かが頑張っているから、仕事をしているから使えるわけです。
だから、どうやっても二人以外の世界を受け入れなければいけません。
そうじゃないと、一方的に他者から奪っている状態と一緒だからです。
他者から奪っている状態にも関わらず、二人だけの世界を是としてしまうと、社会はわかってくれない、自分たちは特殊な人間だと思ってしまいます。
まあ、確かに他者から奪い続けているという点では、特殊な人間かもしれませんね。
それを是とするの考え方があるのも、自分は受け入れています。
というか、自分、働いてないし(笑)
そういう意味では、他者が頑張っている利益を一方的に奪い続けている状態でもあるかなと。
自分はそれが嫌というか、社会に返したいという気持ちはあって、ブログを書いているのもその1つだと思っています。
お金を出すだけが、社会への還元ではないと思っているからです。
と話が逸れましたが、結局、何が言いたいのかというと、二人だけの世界で他者を締め出してしまうというのは、ただ社会から奪っているだけの状態になってしまうのではないか?という話です。
今回は二人の例で書きましたが、人数は一人でも複数人でもそうです。
結局、社会との繋がりを隔絶しようとする行為って、自分の利益を最大化する搾取とも考えられるよなあと。
自分のことしか考えていないというか。
まあ、人間ですから、個人の利益を最大化したい、欲を満たしたいというのは、当たり前の感情。
であるなら、汚職政治家と一緒だし、自分の欲望を満たすために犯罪をしている人と変わらないということです。
自分自身、やはりそういう欲というのは全然あります。
ただ、それだけじゃなくて、社会に還元したいという気持ちもあって、そのバランスが大切なんじゃないかって話。
別に欲望をゼロにしろ!とかまったく思ってないです。
むしろ欲望が合って当たり前で、それをまず受け入れ、認め、その上でどう社会と関わっていくのか?って話。
その関わり方は人それぞれ。
働かなきゃいけないってことは無いと思っていますし、ボランティアをしなければならないとかって話でも無いです。
ただ、社会と関わっていくことが、社会への還元だと個人的には思っています。
その程度も人それぞれ。
精力的に関わる人もいれば、月1回とか、年1回とか、その人のメンタルの問題もあるので。
大切なことは、社会と関わり続けること。
関係性を切らず、継続していくこと。
特定の関係だけに依存しないこと。
自分の世界で関係しないこと。
そんなことを思ったりしました。