
評価・レビュー
☆5/5
アメリカのカルト宗教団体が集団自決をするところからはじまるミステリ小説。
とあることから、日本の探偵と助手がカルト教団に関わることになり、そこで殺人事件が起き、それを解決するために調査することになるのですが、そこからが息をもつかせぬ展開で、一気に終盤まで進んでいきます。
本作の特徴は、やはり宗教を扱っている点。
具体的には本作を読んでいただくとして、信仰があることによって、事件が複雑化し(複雑化してしまうと言った方が良いのかな)、それがまた推理にも関係してくるのが、面白い点です。
また、解決編にあたる部分が非常に長く、様々な推理が展開されていくのも本作の面白さ。
ミステリ好きならおすすめです。