個人的に最初に購入したファミコンソフトがFFII(ファイナルファンタジー2)でした。
エフエフか、ファイファンかみたいな話が友人の間で話題になっていてずっと興味があったのですが、当時はファミコンを買ってもらえず、結構後になってから中古で購入しました。
目次
最初にパーティーが全滅するという演出
FFIIといえば、ゲーム開始直後にパーティーが全滅する演出があったのが印象に残っています。実際にコマンドを選んで戦うのですが、まったく歯が立たず負けてしまいます。
RPGの王道というか、子供ウケが良い王道というのはドラクエスタイルと言えるでしょう。少年の成長がテーマで、ある一定の年齢に達したら冒険に出るというストーリーです。
FFIIではそれを根底から覆す演出をしたわけです。
マイクロソフトとマッキントッシュの争いでは、権利関係の問題もあったのでしょうが、UIがまったく逆になっています。それは今でも引き継がれています。
ドラクエとFFもそんな感じで、ドラクエは王道、FFはその逆をいくというような雰囲気がありましたね。ドラクエは子ども向け、FFは大人向けみたいな感じです。
斬新だったレベルが無いゲームシステム
FFIIの特徴といえば、レベルがないということでしょう。熟練度というシステムで武器や呪文を使えば使うほど強くなっていくというシステムでした。
また、HPは瀕死になると、MPも使って少ない状態で戦闘を終えると上限がアップするというシステムです。
多くのRPGでは、なんだかんだとドラクエに代表される経験値によるレベルアップシステムになっています。ですので、FFIIのゲームシステムは今でも斬新と言えますね。FFシリーズも結局レベルアップシステムになっているので、レベルが無いというのはウケが悪かったのでしょう。
独特のキャラクター強化方法
FFIIならではのキャラクターの強化方法として、たたかうを選択した後にキャンセルするというのがありました。敵に攻撃した段階で熟練度がカウントされるわけではなく、たたかうというコマンドを選択した段階で熟練度がカウントされるためです。
また、味方を瀕死にしてHPを上げるために、パーティーアタックという強化方法もありました。
若いゲーマーの方々には信じられないかもしれませんね。
セーブしながら遠くの街にいけた
FFIIで面白かった点の1つに、セーブしながら遠くの街にいけたというのがありました。
通常、遠くの街というのはどんどん敵が強くなるため、到達するにはキャラクターを強くしなければなりません。
しかし、FFIIではフィールドでセーブできたので、敵が出たらリセットして、ちょっとずつ歩いていくという方法ができました。
これにより序盤では絶対に手に入らない装備品をゲットすることができ、序盤のプレイがぐっと楽になります。
裏技とまではいきませんが、FFIIならではの話かなと思います。
呪文の書を装備
バグ技に近いのですが、FFIIでは呪文の書を剣などの武器の代わりに装備することができました。そしてそれがめちゃくちゃ強かったんですよね。
最終的には普通の装備になるのですが、序盤から中盤までは呪文の書で楽にストーリーを進めることができました。
懐かしい。
外せない絵師 天野喜孝氏
FFシリーズのベースといえば、パッケージデザインをしている天野喜孝氏でしょう。FFIからずっとパッケージやイメージデザインに採用されています。
独特の画法で他の人にはマネできないアーティストですよね。
最新のFFでも起用されているのですから、FFシリーズの根幹の1つと言っても過言ではないかもしれません。
子ども心によくわからない絵ではありましたが、大人ぶりたいのもあって、天野喜孝ファンだと言っていた気もします。そのあたりもファイナルファンタジーに人気が出た要因の1つだと思います。
個人的に天野喜孝グッズはほとんど持ってないのですが、子どもの頃にパズルを買った記憶があります。
それだけ影響を与えていたと言えます。
4人目が入れ替わる
FFIIといえば、3人のキャラクターは固定で、最後の1人が入れ代わり立ち代わりするのも特徴でしたね。
ヨーゼフやミンウなんかを覚えています。
今にして思うとファイナルファンタジーシリーズのストーリー性というか、方向性というのもこの頃からしっかりしていたんだなあと。
リメイク作品も出ていますので、流石にこれ以上は出ない気もしますが、よりストーリー重視のリメイクとかがあっても面白そうな気がしました。
なんだかんだと一番プレイしたFF
ちゃんと時間を計測しているわけではないですが、たぶん個人的に一番プレイしたのがFFIIかなと思います。
大人になってからもプレイした記憶がありますし、FFシリーズの戦闘の音楽というとFFIIのBGMが頭に流れてきます。
ストーリーはあんまり覚えてないんですけど、帝国に支配された世界で反乱軍として皇帝を倒すみたいな話だったかなと。結構よく出来ていたと思いますが、子ども心にはあまり理解していなかったような気もします。
個人的にはなんだかんだと想い出深いゲームで、その後のRPGの面白い面白くないの評価基準になった気がしています。
独自のゲームシステムが多く、当時としては革新的すぎたゲームなのかと個人的には思っています。バグ技なども含めて、後にも先にもFFIIのようなRPGは出ていないと思うので。