評価・レビュー
☆4/5
眠れなくなるほど面白い 図解シリーズの孫子の兵法編。
基本的な構成は、孫子一説を引用し、その意味を紹介しつつ、現代的な物事、例えば仕事や人間関係などの事例を図解で紹介するという形です。
孫子の兵法については様々な方が書かれていますが、本書の最大の特徴はやはり図解部分かなと。
当時の考え方そのままではなく、うまく現代事例に適用しているので、孫子の兵法自体というよりも、そこから得られた学びについて書かれているという方が正しいかもしれません。
全体的に文字量は多くなく、サラッと読めるのも本書の良い点。
☆4としている点は、多少訳が合っているのかな?と思った点があったため。
どう解釈しようと、間違いということは無いのですが、個人的にはまず普通に解釈された訳を書いて、それに対して筆者としてどう考えるか?という形の方が良かったように思います。
そのあたりは読んでいて、たまに?となることがあるかなと。
それでも、入門書としても、個人的には悪くないと思いました。
孫子の兵法については、様々な解釈ができるので、実際に原文を紐解くとまた世界が広がると思います。
ぜひ、他の孫子の兵法について書かれた本も読んでほしいなと。