人狼ゲームは嘘をつくゲームとして広まっています。
なので、嘘をつくのが苦手で人狼ゲームのプレイを避ける人もいます。
個人的に最近人狼ゲームを結構プレイしているのですが、嘘をつくというのが正しい表現なのかな?と思ったりしました。
具体的には、「人狼ゲームを面白くするためにエンタメとして演じる」みたいな感じです。
俳優や役者は嘘つき?
ドラマにしろ映画にしろ、俳優や役者は自身のアイデンティティとは異なる役柄を演じています。
例えば悪人役を演じているからといって、本人が悪人であることはありません。
では、俳優や役者の方々は全員嘘つきなのでしょうか?
嘘がつけない人は俳優や役者になれないのでしょうか?
それは違うんじゃないかなと。
有名な俳優や役者の方の中には、演じている役に入り込みすぎてしまって、生活スタイルが変わってしまう人もいるそうです。
つまり、役になりきっているときは、その役柄として正直に生きていると言えるのかなと。
人狼ゲームにおいても、嘘をつくのではなく、人狼としての役を演じれば良いのではないかなと思います。
エンタメとして捉えれば嘘にはならない
きぐるみの中には人が入っていることは誰しもが知っています。
例えば、夢の国に行った時に「中に人がいるだろ!」と非難する人はいるでしょうか?
結局、人狼ゲームにおいても一緒かなと。
あくまでエンタメとして人狼ゲームの中で完結するのであれば、受け入れられるという話です。
だって、夢の国から帰ってきても、「中の人がいるから嘘つきだよね」なんて話はしませんよね。
つまり、ずっとその設定は続くわけです。
何回かプレイしないと難しい
人狼ゲームは、やはり何回かプレイしないと、上手くプレイできるようにはなりません。
なぜなら、いきなり俳優や役者として、デビューできないのと一緒です。
俳優や役者の方たちは稽古をしています。
その積み重ねで、俳優や役者として仕事をしているわけです。
人狼ゲームもそれは一緒。
いきなりはどうやっても難しいでしょう。
だから、1回プレイして駄目だったなあと思っても、できれば何回かプレイして欲しいなと思っています。
うまく演じることができたときは、とても楽しいですし、それまで積み重ねてきたものの結果でもあるので、喜びも大きいと思います。
人狼ゲームが上手くてもリアル嘘つきではない
自分の狭い範囲の経験則ですが、人狼ゲームが上手いからと言って、リアルで嘘つきな人ってほぼいない印象です。
というか、むしろ、ちゃんとしている人が多いかなと。
おそらくですが、人狼ゲームと日常をちゃんと切り分けて考えられているからだと思います。
確かに、夢の国で中に入っている人が、仕事を終えて、友人と遊んでいるときも、ずっと自分のことをネズミだと言うことはないですよね。
契約でそうなっているのもありますが、少なくとも口外することは無いでしょう。
で、これは普通の仕事でも一緒。
仕事をプライベートに持ち込むのって、本当に良くないです。
というか、多くの人がしっかり切り分けてると思います。
なので、人狼ゲームでも、そこをしっかり切り分ければ、上手く演じることができるんじゃないかなと。
人はコミュニティによって演じ分けしている
私は演技なんてできないと思っている人も多いかも知れません。
しかし、多くの人は、属するコミュニティによって自分のキャラクターを演じ分けています。
一番わかりやすいのは、仕事のコミュニティとプライベートのコミュニティ。
例えば、話し方って仕事とプライベートで全然違いますよね。
仕事もプライベートも話し方が一緒の人って、ほぼいないと思います。
それは仕事には役職があったり、先輩後輩があったりするのが大きいかなと。
誰も上司に向かって、友人に話すようにタメ口で話さないのはそういうことです。
じゃあ、これは嘘をついているのでしょうか?
仕事で誰にでもタメ口をきく人は、誠実な人と思えるでしょうか?
結局、そういうことです。
人狼ゲームでも同じように、そこで与えられた役割を演じると考えれば、演じやすいと思います。
結論
ということで、最初に戻ってくるのですが、人狼ゲームは嘘をつくゲームではなくて、「人狼ゲームを面白くするためにエンタメとして演じる」ゲームとして捉えると、もっと楽しめるんじゃないかなという話。