Sea Horizon(シー・ホライゾン)- 骨太ローグライクコマンド構築型ターン制RPG

投稿者: | 2024年2月22日

評価・レビュー

☆5/5

Sea Horizon(シー・ホライゾン)は六角形タイル(ヘックス)で作られたマップを探索していくローグライクコマンド構築型RPGです。

戦闘システム

戦闘は、ダイスで得られたリソースを元に5つのコマンドから選択していくターン制。

1人プレイモードのストーリーからはじまり、3人でパーティーを組んで戦うダンジョンやエクスプロレーションがあります。

コマンド構築

キャラクターがレベルアップするとHPがアップし、さらに戦闘のコマンドとなるカードを入手することができます。

それらのカードを5つのコマンド枠と入れ替えることで、様々な戦い方ができるのが特徴です。

装備

また、キャラクターには装備品があり、装備によって戦闘時に振るダイスの数やダイスの出目が変化します。

ですので、装備によって選ぶコマンドカードが変わりますし、組み合わせたいコマンドカードによって装備が変わったりと、組み合わせを考えるのが面白いゲームです。

ジャンル

大枠ではSlay the Spireに代表されるローグライクデッキ構築型カードゲームに入るのかなと思います。

ゲーム的には、PSのゲームだとDeep Sky Derelictsが一番近いです。

その昔、四角いタイルで区切られたマスのマップを進みながらプレイするゲームがあったのですが、プレイ感としてはそれを更に進化させた感じ。

ミニチュアゲームとかに近いところはあるかもしれません。

個人的にはかなりプレイして、非常に良くできた良作ゲームだと思いました。Steamでの評価が高いのも頷けます。

気になった点

PSの☆評価はそれほど高くありません。

その理由としては、

  • メインの3人パーティーが楽しめるまでがちょっと長い
  • ゲームシステムの理解に時間がかかる
  • 画像や説明とプレイ感に違いがある

あたりかなと。

本作の面白さは3人パーティーのコマンドと装備品をいろいろとやりくりしながら、最終的なパーティー全体のスタイルを作っていくことです。

しかし、いきなり3人の装備とコマンドの管理は情報量が多すぎて厳し目。

キャラクターの種類も多く、違いが結構あるので、キャラクターの特徴を掴むだけでも時間がかかります。

そのため1人のキャラクターでプレイするストーリーが用意されているのですが、ストーリーのプレイだけでも結構時間が必要です。

たぶん、そこで脱落してしまう人も多いかなという印象。

で、ゲームシステムの理解せずに、いきなり3人パーティーのダンジョンをやると、ゲームが複雑すぎて本作の面白さの根幹部分を楽しむことができません。

また、ゲーム画面だけ見ると、グラフィックの雰囲気も相まってそこまで難しさを感じないですよね。

でも、実際に結構骨太。

ゲームの難易度としてはそこまで高くないのですが、ゲームシステムが理解できないと、面白味を全く感じれないかなと思いました。

そのあたりがPSなどで評価が上がらず、Steamでは非常に好評な理由かなと。

ゲーマー系ゲームと言えるかもしれません。

個人的にも最初、結構とっつきにくさはあったので。

慣れれば、かなり面白いゲームだと思いますし、ゲームシステムを練り込まれていて、難易度も個人的には程よい感じかなと思いました。

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