あくまで個人的な考えをつらつらと書いたものです。時とともに考えは変わっていくので、書いている時点で思っていたことのメモ的なもの。
脳の無い牛という思考実験
ヴィーガンの人は牛が可哀想だと言う。
牛に感情があるか否かについては、意見があるだろうが、仮にここで牛には人間のような感情あるとしよう。
であるならば、牛が可哀想という言い分はわかる。
さて、その感情は何に起因しているかといえば、当然なら脳だ。
脳が無ければ感情は存在しないと言える。
つまり脳の無い牛は、感情が存在しない牛になるわけだ。
そう考えると、脳の無い牛に対して可哀想と思うことは無く、ヴィーガンの人でも牛肉を食べられるのではないか?という話。
肉体に記憶が宿る説の場合
脳が無くても肉体に記憶は宿るという説がある。
それについては賛否あるだろう。
ただ、その説を肯定したとして、牛の体にも記憶が宿るから、牛が可哀想だという説も成り立ちそうだ。
しかし、この説には決定的な問題がある。
それは肉体に記憶が宿るのであれば、植物にも記憶が宿るということである。
つまり、植物も可哀想だとならないと矛盾してしまうのだ。
環境問題は?
ヴィーガンの方たちが肉を食べない理由として、環境問題を挙げる場合がある。
よく上がるのは、メタンガスと二酸化炭素だろう。
ここではあくまで、それらが原因で地球温暖化が引き起こされているという説を肯定し、その上で考えてみることにする。
さて、メタンガスは近年再生エネルギーの1つとして研究が進んでいる。メタン発酵バイオガス発電というらしい。
それが実現すればメタンガスについては問題が解決するだろう。
二酸化炭素については、どうだろうか?
これは個人的に木を植えることで大きく改善すると考えている。
木を植えても二酸化炭素の元となる元素 炭素は減らないから意味がないという説があるが、木が炭素を保持すればその分空気中の二酸化炭素は減るので、確実に二酸化炭素は減らせるだろう。
というか、二酸化炭素が増えた理由は、個人的に世界の森林面積が減ったことが一番大きな原因ではないかと個人的には思っている。
1990年から2020年で森林率(%)32.6%から31.2%まで下がっている。1.4%と少ないように見えるが、森林率は大陸に対するパーセンテージなので、森林だけで考えるとその減少量は、
4,058,931(1000ha)/4,236,433(1000ha)=0.958
なので、約4.2%となる。
出典:世界の森林面積と森林率
これはかなり大きな影響があるのではないだろうか。
森林が保持する炭素と、森林が排出する酸素を考えれば、さらに影響は大きいと思われる。
二酸化炭素が多ければその分、光合成によって木は成長しやすくなるため、二酸化炭素増加に大きな影響を与えているように個人的には感じる。
何が言いたいかというと、まずは森林を増やした方が良いのではないか?ということ。
それによって二酸化炭素が減ることは間違い無いので、環境問題を理由にヴィーガンになった人たちも肉を食べられるのではないか?という話。
リンク
- メタン発酵バイオガス発電とは?仕組みやメリット・デメリット、問題点を解説 – SDGsメディア『Spaceship Earth(スペースシップ・アース)』
- 環境省_自然環境局【森林対策】-世界の森林の現状
- 世界の森林面積と森林率
- 気象庁 | 大気中二酸化炭素濃度の経年変化
- 浅慮戯言ブログ | ネルログ