ジョン・スチュアート・ミルの自由論からの引用。
われわれが論争するとき犯すかもしれない罪のうちで、最悪のものは、反対意見のひとびとを不道徳な悪者と決めつけることである。
自由論 (光文社古典新訳文庫)
これはとても注意したいことだなあと。
言ってしまえば、論拠や証拠が無く、相手を否定する時に使われる方法ですね。
時代ともに価値観は変わる
不道徳という概念は、時代とともに変化しているように思います。また宗教によっても変わるかなと。
なので、不道徳という理由で、相手の意見を封殺するのは良くないでしょう。
でも、実際には結構不道徳という論拠で、反対意見を言った人々を非難する人もいます。
大切なのは意見の中身だとは思うのですが、そのあたりを意識して議論するというのはなかなか難しそうです。
人間は感情があるので、どうしても感情優先になりがちなので。
これは人間の限界なのかもしれませんね。