先日、合同ボドゲ・人狼・Blood on the Clocktower会 – TwiPlaに参加しまして、そこで人狼とブラッド・オン・ザ・クロックタワー(Blood on the Clocktower)をプレイしました。
目次
人狼とは
一時期テレビで放送されるなど、かなり人気になった正体隠匿系ボードゲームです。
プレイヤーは市民(村人)側と人狼側に分かれて対戦。
毎ターン話し合いながら村から投票で1人を追放してきます(吊りと言われることが多いです)。
人狼は話し合いの後の夜のターンに村人を一人襲撃して市民(村人)を減らしていきます。
最終的に村から人狼をすべて追放できれば市民(村人)側の勝利。市民(村人)と人狼の数が一緒になったら人狼の勝利です。
ブラッド・オン・ザ・クロックタワー(Blood on the Clocktower)とは
市民側と悪魔側(悪魔と悪魔の手下)に分かれて対戦する正体隠匿系ボードゲームです。
人狼との違いとして、
- 市民側の勝利条件は悪魔の追放
- 悪魔側の勝利条件は悪魔が残り市民が1人になる(悪魔の手下は数にカウントされない)
- 全プレイヤー(市民も悪魔の手下も)に役職がある
- 投票即追放ではなく、ノミネーション(投票先の推薦)後に投票
- 投票は同時ではなく1人ずつ順番に手を上げる方式
- 追放または悪魔に襲撃されても発言できる
- 追放または悪魔に襲撃されても1回だけ投票が可能
という感じでしょうか。
ゲームの流れとしては
- 昼の話し合い
- ノミネーション
- 投票
- 夜のターン
を繰り返し、ほぼ人狼と同じ感覚でプレイできます。
ただ、役職が非常に多いので、最初は少し大変かなという印象。5-20人でプレイできます。
ただ、日本語版がリリースされているわけではないので、自分でルールを翻訳しないといけません。
今回はルールの翻訳と役職の表を用意されていたので、予想以上にプレイしやすかったです。
人狼プレイ記録
今回は合計で3戦。13人ぐらいでやりました。
1戦目
1戦目は市民。初めて参加した会ということもあって、誰も知らず、ちょっと疲れてたのもあってぼんやり。
ただ、最初に話を振られたので、軽く雑なぐりで、対面の2人の行動が怪しいと指摘。理由は二人が両腕を組んでいたこと。絶対ではないですが、両腕を組む人は役職や人狼のことが多いです。
これは人間心理として無意識に自分をガードする仕草であるため。実際にYoutubeで公開している対面人狼でも両腕を組む人が人狼のことがありました。かなり慣れている人でも無意識なので気づかなかったりします。
結果としては大外れでしたが、それで反応を見るというのもあるし、特に初日は情報がほとんど無いので、結構積極的に雑なぐりすることがあります。
その後、全然頭が働かず、吊られて最終的には、どっちが勝ったか忘れちゃいました。
2戦目
2戦目は預言者。狐あり。
人狼は10年ぶりぐらいで、預言者もあんまりやったことが無く、さらに狐ありということで、責任重大。
狐がいるからだと思いますが、序盤から預言者確定をいただき占っていくのですが、なかなか人狼も狐も見つけられず。予想がことごとく外れました。
ただ、ようやく人狼を1人見つけて、その後に狐も発見。しっかり役割を果たすことができました。
しかし、最後は負け。投票が同数の場合はじゃんけんというシステムで、じゃんけんで負けてしまいました。
その前に、場に霊媒師が残っていて、ほぼ裏切り者確定状況だったので、先に人狼を吊ろうとしたのが失敗だったなと。
裏切り者が残っていたせいでRPP(あーるぴーぴー、ランダムパワープレイ、Random Power Play)で投票数を同数に持っていかれてしまいました。
最初に裏切り者を吊るのがセオリーでしたね。どうしても色が見えない人がいて、怖かったのでそちらを先に吊るという判断をした自分のミスです。
残りで人狼と睨んでいた人は合っていたので、そこで間違えなければ勝ってたかもなあと。市民側には申し訳ないことをしました。
3戦目
3戦目は人狼側。吸血鬼という特殊役職ありのパターン。吸血鬼は市民を噛むとゾンビにでき、ゾンビの人は吸血鬼側になるというシステムです。狐の特殊パターンという感じかな。また、ボディーガードが第4陣営になります。
人狼の1人が霊媒師として出て、あとは潜伏。良い感じで潜伏していたのですが、預言者に人狼と言われてしまいました。
ただ、その前のプレイから、その預言者が裏切り者かなという印象があって、あまり抵抗せずに吊られることを選択。
裏切り者が真預言者として認定されればそれはそれでOKかなと思ったからです。人狼は4人もいたので、1人ぐらい減ってもそれほど影響が無いとも考えました。
最終的には人狼側の勝利。次にプレイするブラッド・オン・ザ・クロックタワーのルールを聞いていたので、終盤は細かく見れなかったのですが、裏切り者預言者が襲撃され、真預言者もいなくなって、おそらく裏切り者預言者が真と予想されたのかなという印象。うまくボディーガードも吊れたようです。
ブラッド・オン・ザ・クロックタワー(Blood on the Clocktower)をプレイ
役職が多くて大変かなと思ったのですが、事前にルールも確認して、役職の表もあったので、いきなり参戦。
6人でのプレイ。
自分は市民側で狩人でした。
狩人は日中の話し合いの際に1人を選び、その人が悪魔だったら倒せるという役職。
で、場としては、1人の人の推理から、どうもどちらかが悪魔では?という流れになり、自分がとりあえず1人狩人で撃ってみましょうと提案。
倒せれば市民の勝ちだし、外れてももう1人が悪魔である可能性が高くなるのと、役職のスキルは死んでしまうと使えないので、さっさとやってしまおうかなという理由です。
しかし不発。
この段階でほぼほぼ悪魔が確定したかなという印象。
ただ、ここから議論が右往左往します。
役職の中に酔っ払いというものがあります。酔っ払いは違う役職を言い渡されるのですが、その役職の能力は正しく機能しているかどうかがわからないという設定です。自分では酔っ払いかどうかわからないというのが特徴。
つまり、正しい論理を組み立てても、最初の起点になる自分の役職の情報が間違っている可能性があるので、見当外れな論理のことがあるのです。
しかしながら、今回は悪魔側が不利だったかなと。少し酔っ払いにこだわりすぎていた感がありました。
状況としては、AとBがCを悪魔だと疑っている状況で、誰が酔っ払いか?という議論がメイン。
ところが酔っ払いは1人しかいないので、Aが酔っ払いだった場合Bの論理が正しくなり、Bが酔っ払いだった場合Aの論理が正しくなり、Cが酔っ払いだった場合AとBの論理が正しくなるので、どうやっても論理を崩せないですよね。
この場合だと、CはAやBを疑うのではなく、別の人に疑いを向ける必要があったということです。
実際に自分は心の中ではほぼCが悪魔だと思っていたのですが、ワンチャン他のDが悪魔の可能性もあるかもと思っていました。
その理由として、ノミネーション後の投票がかなり怪しかったため。なので、その点をついてDに疑惑を向けていたら、ひっくり返った可能性もあったかなと。
また、悪魔の手下を悪魔が襲撃することも可能で、そこを狙うのも手。さらに悪魔は自分の襲撃も可能で、自分を襲撃すると悪魔の手下が悪魔になるというシステムになっています。このシステムを使うのも良かったのかなという印象です。
今回は全体的に場を動かす人がいて、その人の論理と自分の論理が合致していたこともあって、流れができてしまったのが勝因だったかなと。
ブラッド・オン・ザ・クロックタワー(Blood on the Clocktower)の感想
海外のサイトを見ると賞も取っていて、今後日本でも流行る可能性は少しあるかなという印象です。
ネックなのは役職が多いせいで、最初の敷居が高いことかなと。
ただ、人狼よりも論理的に話を詰めていけるのと、全員が役職なので議論に参加しやすいこと、さらに襲撃されても議論に参加できるので襲撃されて暇にならないというのも良い点。
襲撃後も投票が1回できるので、人数が少なくても人狼のようにすぐにRPPになるということが無いも素晴らしいシステムだなと思いました。
個人的にはまたプレイしたいなと。次は、もっと体調が良い時に。
リンク
- 合同ボドゲ・人狼・Blood on the Clocktower会 – TwiPla
- 汝は人狼なりや? – Wikipedia
- Blood on the Clocktower | Blood on the Clocktower – A captivating new social bluffing game
- Blood on the Clocktower – Wikipedia