評価
☆5/5
Amazon Primeで観た「ジュリー・デューティ ~17日間の陪審員体験~」が面白かったです。
陪審員制度のドキュメンタリーという内容なのですが、一般人ジュリー・デューティ以外は全員俳優。もちろん、裁判も嘘。
ただ、実際に進め方などは現実に沿っているし、本人はそのことを知らないので、ドキュメンタリーでもあり、リアリティーショーでもあり、ドッキリでもあるという作品。
最後にネタバラシもしっかりあって、エンタメ作品としても良作です。原題はJury Duty。
ジェームズ・マースデンが本人役で登場
X-Men The Movieのサイクロップス、魔法にかけられてのエドワード王子、ソニック・ザ・ムービーの悪の天才科学者など、様々な映画で活躍するジェームズ・マースデンが本人役で登場。
このチョイスが絶妙。言われてみるとああ!知っている!となる俳優なので、そこがリアリティがあるというか。
ジュリー・デューティとの冒頭でのやり取りがまさにそれを如実に表しています。もっとメジャな俳優さんだと、違和感がでてしまいそうで、本当に丁度よい塩梅だなあと。
コメディ作品でもある
若干やりすぎな感じのコメディ要素もあって、ジュリー・デューティもリアリティーショーを疑うシーンも。
また、発明家とか、内気でオタク風な人とか、キャラクターも強く、少し変な感じもあるのですが、そこはアメリカ。個性を受け入れようという点に関しては、かなり徹底されている感じを受けました。
だからこそ、ちょっとやりすぎな出来事も、ある程度、受け入れてしまうのかなと。
また、裁判の内容も若干粗さもあって、ジュリー・デューティも疑問を持っていました。
そのあたりも実際に当事者になると、環境の変化とか、周りの反応とかで、そこまで疑義に感じないのかもしれません。
逆に言えば、そこもリアルかなと感じました。
全8話で1話30分
全8話で1話30分なので、結構サクサク見れるのも良い点です。
ただ、ちょっと裁判の内容が結構杜撰な印象があるので、裁判自体の悩みどころは少なく、裁判メインで見るとあまり楽しめないかも。
設定がとにかく秀逸なので、面白そうな設定だと思ったら、ぜひネタバラシの最後まで観て欲しいです。
リンク
- ジュリー・デューティ ~17日間の陪審員体験~
- ジェームズ・マースデン – Wikipedia
- ドキュメンタリーレビューまとめ | ネルログ
- Jury Duty (2023 TV series) – Wikipedia