あくまで個人的な考えをつらつらと書いたものです。時とともに考えは変わっていくので、書いている時点で思っていたことのメモ的なもの。
Abemaプライム(アベプラ)で、「【大久保公園】なぜ売春摘発?風俗嬢のフリーランス化?立ちんぼって呼称は妥当?買う側は罰せられない?|アベプラ」を見て思ったことをつらつらと。
女性も性的なものが好き
いろいろな見方があるとは思いますが、ホストなどの遊興費のために売春をする人が多いというは、結局女性も性的なものが好きという話なんじゃないの?って思ってます。
男性だったら、キャバクラとか風俗に借金しても行ってしまう人と一緒というか。
そこに性的なレベルというか内容に違いはあったとしても、性的なものが好きという根本は一緒なんじゃないのって話。
言ってしまえば女性もエロいってことかな。
そこをまず認めないことには、問題の解決にはならないだろうと。
一体誰が悪いのか?
売る人が悪いのか? 買う人が悪いのか? それともその状況を作り出している人が悪いのか? これは難しい問題はあるかなと。
局所的に見れば、売買春をする当事者の話ではありますが、ホストなどの遊興費に使っている人が多いとなれば、それが原因なわけで、そっちを取り締まった方が効率が良さそうです。
でも、結局はイタチごっこのような気もします。
性というのは人間の本能に根ざしているものなので、根絶は難しいという話。
なので、
誰が悪いとか言う前にまずはその点を受け入れることから始めるのが重要なんじゃないかあと。
資本主義の限界か
もう1つの視点として、やはりお金がすべてという価値観に限界が来ている可能性もあるだろうなという気はしています。
動画の中で佐々木氏が言っているように、お金を使うことで承認欲求が満たされるという話。
これは結局資本主義だからとも言えます。
そう考えるとお金がすべてではないという価値観をどうやって根付かせるのか? というのも状況改善に繋がりそうかなと。
性のビジネスは悪いことなのか?
番組の最後の方でも出てきましたが、そもそも性のビジネスって悪いことなんでしょうか?
これについては、ちゃんと議論した方が良いかなという気がしています。
例えば、アイドルだって性のビジネスですよね。
アパレルについても性のビジネスと言えなくも無いです。なぜなら、着飾る意味はより良い性から求愛されるための行動ですから。
自己満足のためというのであれば、家の中で一人でやれば良い話。結局、自己承認欲求を満たしたいから外に出るわけです。
つまり、線引がかなり曖昧なんですよね。
買売春が悪いというのは本番があることが原因なのかなと。
じゃあ、それが無いならOKなの? キスは? 触るのは? デートだけならOK? とか。
そのあたりの線引についても、明確なものが無いことも、人によって違うのも、この手の議論が難しい、噛み合わない原因なのかなと。
誰か損をしているのか?
買売春によって、誰が損をしているのか?という視点で見ると、まあ税金をちゃんと収めていないという点では国民全員なんでしょうが、それ以外で誰も損をしていない気はします。
そもそもホストの遊興費を稼ぐためにやっているわけで、本人たちの意志で買売春をしているわけです。
昔のような借金のために無理やりという状況とは変わってきているという話。
そういう人もいるでしょうが、そういう人はお店で働くことが多いでしょうね。中抜されないためにです。
そう考えると、大久保の立ちんぼというのは、強制ではないわけです。
なので、昔とは違い、今は本当に売りたい人と買いたい人がいてそこで商売が成立している状態。それを第三者が良くない!と言っているのが現状なわけです。
果たしてこれがどこまで許されるのか?という話。
自由はどこまで許されるのか?
結局、個人の自由ってどこまで許されるのでしょうか?
そこが実はこの話の最大の争点なんじゃないかなと個人的は思いました。
無理やり強制でやらされていれば問題ですが、個人が自分の意志でやっているわけです。
他人に迷惑をかけているわけでもありません。
まあ、今回は大久保の路上で迷惑だという話でしたが、大久保がダメだったら他の場所に移動するでしょうし、SNSなどを使うようになるだけ。
SNSを使って個人がやっていることで、詐欺でもなく、ちゃんと払ったお金に対する対価があり、迷惑もかけていない行為は、取り締まるべきなのでしょうか?
個人間のビジネスをどこまで取り締まるのかは、なかなか難しいんじゃないのかなと。
なぜなら、個人間のビジネスを取り締まるということは個人間のビジネスを監視する仕組みが必要になるわけで、それってSNSなどのDMを警察などが普通に閲覧できる状態と言えるからです。
そんな監視社会が良いのか?と言われると、どうなんでしょうね。
自由恋愛なら本番OK?
日本では本番でお金をやり取りしてはいけないことになっています。
なので、いわゆる風俗店などもそうなのですが、自由恋愛が発生したのでOKという建前になっているわけです。
で、立ちんぼでも同じように、自由恋愛だからOKということでキモい客を生んでいるという話らしいのですが・・・、個人的にはそこはちょっと違うかなと。
ぶっちゃけて言えば、本番の方が稼げるからやってるだけです。これは単純にビジネスの問題で、サービスが増えたり、良いものになれば、より高くなるというだけ。
自由恋愛云々は関係ないです。
同じ時間ならより稼げた方が良いと思うのは誰しも当たり前じゃないでしょうか。
極論言うと、取り締まっても結局本番する人はするし、しない人はしないです。
リスクが出れば、その分値段が上がるだけ。でも、それも常態化して価格競争が起きると値段が下がって、結局今と一緒になるだろうなと。
だから、前述したように資本主義の限界なのかもしれないし、そもそも性のビジネスの線引が曖昧だったりすることが、この手の話を問題にしてしまっているのかなと。
結局何が言いたかったのかというと、性的なビジネスについて、ちゃんと正面から向き合って話した方が良いんじゃないの?ってことです。