2021年3月1日にVer.3.1アップデートがありました。
今回の大きな目玉は、新ヒーロー「エイダ・ウォン」と新カードセット「A Dark Agenda」ですね。バージョンアップ初日に使ってみた所感を書いていきます。
目次
A Dark Agendaの注目カード
レジェンダリーはどれも強いので、ここではレジェンダリー以外の個人的注目カードを紹介します。
赤属性注目カード
赤属性は筆しらべ・疾風、神との接触です。
筆しらべ・疾風は手札かEXポケットにあるランダムな赤ユニット1体に+1/+1して、臨戦を付与するというアクションカード。
これまで臨戦を付与するアクションカードはMPに上限がありました。このカードテキストにはそれが無いため、赤ユニットなら何でも臨戦を付与できるということです。さらに+1/+1されるので、狙ったカードに付与できればかなりの強さを発揮しそうです。
ぱっと思いついた組み合わせとしてはメタルウィングです。MP5で1/7、攻撃ダメージ+4というユニットで筆しらべ・疾風と組み合わせれば6ダメージ飛ばすことができます。
また、連撃系のユニットとの組み合わせも良いですね。そうなるとヒーローアーツ 滅・昇龍拳とも相性が良さそうです。MP2のアクションカードなので使い勝手が良く、いろいろな組み合わせがありそうなので、今後使う人が増えると思います。
次が神との接触。味方ユニット1体を封印しランダムな敵ユニット1体に7ダメージというアクションカード。
MP3で7ダメージというだけでも結構強いのですが、注目は味方ユニットを封印するという効果でしょう。それも属性の限定が無いので、多色でのコンボデッキができそうです。
パッと思いつくのは緑属性のバンブー・パンデモニウムでしょう。以前は黒属性との組み合わせで墓地から引っ張ってきましたが、神との接触を使えばその必要はなく、さらに7ダメージも相手ユニットに与えることができるので、メリットしかありません。
また、味方ユニットにかけられたマイナスの効果も封印で消すことができるので、前バージョンで流行った鈍足デッキなどにも対抗しやすくなると思います。
とにかく可能性を秘めた1枚。
緑属性注目カード
緑属性は呼び出しツールとニコに注目しています。
呼び出しツールはMP4以下のユニットカードをデッキから引っ張ってくるカード。さらに成長を持っていればHP+3になります。古来よりデッキからカードを引っ張ってくるカードというのは強いカードと言われています。MTGで言うところのチューターと呼ばれるカードです。
呼び出しツールがヤバい雰囲気を醸し出しているのは属性限定が無い点。つまり、他の属性との組み合わせが可能です。成長を持つカードもかなり多くありますので、デッキの幅はかなり広いと思います。
緑属性のユニットなら筆頭はサスカッチでしょう。以前のバージョンでもサスカッチを引っ張ってきて、ネロのヒーローアーツ「真の力」で強くするというデッキがありました。
前バージョンですが、個人的には「まつへの差し入れ」などを組み合わせたデッキを作り7連勝しています。
それがさらに強化されると言っても過言ではありません。
もう1枚の注目カードのニコは成長すると全ての味方ユニットに+1/+1するという効果。サスカッチみたいなものです。ということは、真の力との相性が良いですね。
実際に1人プレイモードのクロニクルでコンピュータが使っていますが、かなりうざかったです。コンピュータが使ってあの強さですから、デッキを練り込んでいけば、凶悪なデッキになる可能性はかなり高いと思います。
紫属性注目カード
京極マリアなど強いカードがいろいろとありますが、個人的にかなり注目しているカードがバージル。
呼応でランダムな味方ユニットに攻撃力+1と波及を付与するというユニットカードです。
これは個人的に思っているのですが、能力 波及はかなり強いと思います。以前流行った春麗のあくびデッキの強さは、個人的に波及にあったのではないか?と分析しています。
というのも、コモン・レアのみで波及に特化したデッキでもランクマッチで勝ててしまうからです。
あくびデッキではレジェンダリーの殺人蜂の一撃 キャミィやウルトラお嬢様 神月かりんに目が行きがちですが、実際に強かったのはネロやレイニー・タートロイドで高いHPもさることながら、波及持ちであることが強さの根源でした。
ですので、波及を付与できるバージルはかなり下支えになるカードな気がしています。
黒属性注目カード
黒属性は個人的に好きなので、いろいろと注目カードはあるのですが、2つに絞るとしたらパラサイトと高高度からの来襲です。
パラサイトは味方ユニットを破壊してその攻撃力分、ランダムな的ユニット1体のHP-1するアクションカード。
ポイントはダメージではなくHPをマイナスする点。ダメージの場合はシールドで防がれてしまいますが、HPマイナスの場合は影響されません。シールドで守られたユニットを破壊するのに最適です。
また、ランダムなのでヴェール持ちにもHPマイナス効果を与えることができるのが優秀です。黒属性はユニット排除が多いので相手にユニットが並びにくいため、ランダムであっても効果的に使いやすいです。サンプル収集などがわかりやすいですね。
条件はありますが、MP1という低MPで使えるので相手のアクションカードを誘うのにも適していると思います。リベンジ系とは相性が良さそうですね。
次に高高度からの来襲ですが、カードテキストを見たときに、これ合ってる?って思ったほど強いカードだと思いました。高高度からの来襲は2ライフ犠牲で手札かEXポケットにあるMP6以下の黒ユニットを+1/+1して臨戦を付与するというアクションカード。さらにライフが15以下であれば圧倒も付くという効果です。
先程赤属性の注目カードで筆しらべ・疾風を紹介しましたが、筆しらべ・疾風はMP2です。こちらはMP1。ライフ犠牲というデメリットやMP6以下という制限はありますが、高高度からの来襲の方が強いことがわかりますね。
ファーストインプレッションは黒属性を主体とした速攻デッキと相性が良いカードでしたが、黒属性の場合MP6に優秀なカードが何枚かあります。筆頭はタイラントですね。そのあたりと組み合わせたMP6のユニット主体のデッキとも相性が良さそうです。
A Dark Agendaカードチェック動画
追加された全カードについてサラッとレビューしてみました。参考になれば幸いです。
エイダ・ウォン所感
新ヒーロー「エイダ・ウォン」をメインに使ってみましたのでいろいろと感じたことを書いていきます。
ブラックアウト
ヒーローアーツ「ブラックアウト」は結構安定感がある印象です。攻撃力3以下という条件はありますが、有無を言わさずユニットを除外できるのは強いですね。いわゆるウィニー系にはぶっ刺さるヒーローアーツです。
ブラックアウトはぶっちゃけどんなデッキで使ってもそれなりの効果を発揮してくれる安定感のあるヒーローアーツ。
ミラージュデコイ
ヒーローアーツ「ミラージュデコイ」は封鎖した枠+2以下のMPの敵ユニットをデッキに戻すという効果。ですので、最大MP5のユニットまでデッキに戻すことができます。
ただ、使い方がとてもむずかしいです。
というのも、自分の枠を封鎖するので、敵ユニットを戻したとしても自分のユニットを追加で出して攻撃することができません。しかし、相手はできます。それも自分が封鎖した枠に出してくるので、攻撃が通りやすいです。
また、MP6以上のユニットで組んだデッキではほぼ意味がなくなってしまいます。ただ、ウェスカーの黒き選別とは異なり、封鎖することで効果を発揮するカードと組み合わせればヒーローアーツの恩恵は受けられるので、腐らないのは良い点。
ミラージュデコイは専用のデッキを作らないと効果的な使い方ができないヒーローアーツかなと思いました。
ブレイクアウェイ
ヒーローアーツ「ブレイクアウェイ」はかなり可能性の秘めたヒーローアーツです。
場の味方紫ユニットを戻し手札の紫ユニットカードを場に出すという効果。なおかつ戻した紫ユニットのMPが-2されます。
APも16と回数を使っていくタイプなので、様々なユニットと組み合わせられそうです。
紫のユニットだとティガレックスなどある程度攻撃力とHPが高いユニットを出すという方法が考えられます。また、MP9のエイダ・ウォンと組み合わせて、相手のユニットをデッキに戻しまくるというデッキもできそうです。
一番デッキ構築のしがいがあるヒーローアーツかなと思います。