評価・レビュー
☆4/5
その姿を誰も見たことがないことからインビジブル(柴咲コウ)と呼ばれ、未解決事件の裏側で暗躍する犯罪コーディネーターと、犯人を捕まえるためならあらゆる手段を使う刑事 志村貴文(高橋一生)が、未解決になっている殺された志村の相棒の事件を繋がりにタッグを組み、凶悪犯「クリミナルズ」たちが起こす事件を解決していくドラマ。
ミステリ感はなくて、ジャンルとしてはサスペンスの方が近いかな。
個人的に坂本一生さんの演技が好きなこともあり、設定も面白そうだなあと思って視聴したのですが、若干途中から失速気味だったかなあと。劇中で流れる音楽は個人的にすごく良かったです。
見どころとしては
本作の見どころは、やはり犯罪コーディネーターとしてずっと暗躍していたインビジブルがなぜ表舞台に出てきたのか?という点。
また、相棒としてなぜ志村刑事を指名したのか?というのが謎というか、本作の主軸になります。
話が進むにつれて謎が明かされていくわけですが、このあたりで評価が分かれそうかなと。個人的にちょっとワクワク感が少なかったかも。個人的な期待感が高すぎたのかもしれません。
テーマは正義と悪なのだが
本作では、正義の刑事と悪の犯罪コーディネーターという正義と悪が手を組むというのがテーマなんだと思います。そしてその中で、正義とは何か?悪とは何か?みたいな感じではじまります。
ただ、そこがちょっと話としてはざっくりしすぎてたかも。テーマ性を強くするのであれば、もっと深く突っ込んだ方が良かった気がしますし、エンタメとするならもっとライトにわかりやすい構図にした方が良かったのかなあと。
というのも、インビジブル役の柴咲コウさんが普通にいい人感出てて、悪感がほとんど無いんですよね。これは本人というよりも、脚本とか演出の問題なのかなと。
まあ、そこが後々のオチ的なところとも繋がってくるのですが、それが最初からわかってしまう感じというか。そこが物足りなさなのかも。
凶悪犯「クリミナルズ」
これも個人的になのですが、凶悪犯 クリミナルズが若干弱いかも。1話完結で話が進んでいくので、あっさり倒されてしまうのですが、これまで警察が一切知らなかった凶悪犯ならばもう少し巧妙にしてほしかったかもなあと。なんだろ、敢えて言えば絶望感が無い感じなのかな。あんまりピンチ感も無いというか。
設定も良かったですし、キャストも個人的にはすごく好きな俳優の方たちだったので惜しいなあと思ってしまいました。
リンク
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- 金曜ドラマ『インビジブル』|TBSテレビ
- インビジブル (テレビドラマ) – Wikipedia