評価・レビュー
☆5/5
人生オワコンだった桐沢祥吾(木村拓哉)が母校のボクシング部のコーチになって人生が変わっていくという話。
自分が40代で現在無職ということもあって人生オワコン感が身近に感じられてたことと、スポーツものながらコーチにフォーカスしている点が個人的に面白く感じた点かなと。
でも一番は満島ひかりさん演じる折原葵が鬼可愛すぎる点ですね。正直半分は毎回満島ひかりさんを観るためだけにチェックしていました。
ドラマとしてもよくまとまっていますし、はずれない良作ドラマだと思います。
TVerで全話視聴。
話としては
生きる希望を失った主人公・桐沢祥吾(木村拓哉)を中心に、本作で描かれるのは《世代を超えた青春群像劇》です。当初は母校・松葉台高校のボクシング部にコーチとして戻ることに、まるで乗り気ではない桐沢…。しかし、「いつ死んでもいい」とまで言い切ってしまう自分を心配する親友や恩師から強引に背中を押され、コーチを引き受けた桐沢は、「強くなりたい」「勝ちたい」と汗まみれになってサンドバッグを打つ高校生たちを目の当たりにするうち、自分自身の中にも少しずつ《熱いもの》がよみがえってくるのを実感! 青臭くもがむしゃらな熱を秘めた高校生たちと真剣に向き合い、ぶつかり、共に悩み、鼓舞し合いながら–桐沢は迷える若者たちを変えていくと同時に、自分自身も変化を遂げ、《新たな未来》に向けて走り出していきます。
未来への10カウント
40代には結構刺さると思う
木村拓哉さん主演ですしドラマというと女性がメインターゲットではあるのですが、本作は40代男性に特に観て欲しい作品かなと思いました。
冒頭でも書きましたが、自分は現在無職です。いろいろとあってドロップアウトすることになってしまったのですが、やはり今後の人生については考えてしまいます。
体力的にも結構キツいことを実感しはじめていますし、40代から新たに挑戦するというのも大変だと感じています。ある意味、状態としてはオワコンなわけです。
本作の主人公も過去に様々なことがあってオワコン状態。自分自身では抜け出せない状況でもありました。それが周囲の人に助けられ、少しずつ歩き始めるというのは、何となく40代で閉塞感を感じている自分にとって感慨深かったです。
同じように感じている人も多いと思いますし、そんな方たちには結構刺さる話かなと。ちょっとだけ人生を頑張ってみようかなと思えるドラマです。
ボクシングシーンも結構しっかり
この手のスポーツ系ドラマって、人間ドラマにフォーカスして、スポーツの部分がざっくりしていることが多いのですが、ボクシングのシーンも結構良かったです。
高校生なのでヘッドギアつけての対戦ですが、しっかりパンチも当たっていますし、地味に大変だったのではないかなと思います。
山田杏奈さんも良かったです
正直言うと、観始めたきっかけは水野あかり役の山田杏奈さんなんですよね。HOMESTAY (ホームステイ)でとても良い演技をしていて印象的だったので。
役柄としては結構良かったのですが、やはり今回は木村拓哉さんが主役ですし、満島ひかりさんの役が良すぎてちょっと影に隠れてしまったかなあと。
それでもしっかり主張をしていたと思いますし、今後も注目していきたいなと思いました。