評価
☆5/5
まず戦艦のCGは迫力がありリアルでとても良かったです。細かいところは置いといて、戦艦の圧倒的な威圧感を感じることができました。
話としては、
1933年、日本は軍事力強化と抑止力を期待し世界最大の巨大戦艦建造計画が進む。しかし、巨大戦艦の建造に反対だった山本五十六(舘ひろし)は、建造予算の低さに裏があると推測。天才数学者 櫂直(菅田将暉)をスカウトし、独自に建造予算を算出させ、巨大戦艦建造を阻止しようとした・・・。
という感じ。
本作の最大の面白さは冒頭で大和が轟沈するシーンから入る点でしょう。そして話が進んでいくにしたがって、建造予算が明らかになり、その裏で何が起きているのかも明らかになっていきます。もはや誰もが巨大戦艦の建造はおかしいことがわかるのですが・・・と、ラストはぜひ映画で観ていただきたいです。
相反した意見がどうまとめていくのかが面白く、最後までオチが見えなくて楽しく見ることができました。フィクションの作品なので、もしかしてxxというオチか?と思ったり、いやでも冒頭で大和は轟沈しているし・・・と様々な想像を掻き立てられ、ミステリ作品のように想像しながら観つつも、そういう結末か!と納得できました。
細かいあところが気になるかもしれませんが、個人的にはあまり深く考えずに観るのがおすすめです。
原作はドラゴン桜など書かれている三田紀房先生。原作未読で、少し調べてみると原作と映画ではいろいろと違いがあるようです。
それでもAmazonなどの評価も高く、実写化映画の成功例の1つではないでしょうか。