評価
☆5/5
いやあコードギアスシリーズはなんだかんだで面白いですね。普通に楽しめました。
本作は映画版コードギアスの
- コードギアス 反逆のルルーシュI 興道
- コードギアス 反逆のルルーシュII 叛道
- コードギアス 反逆のルルーシュIII 皇道
シリーズに続く作品。一応TVシリーズで完結をみた作品ではありましたが、人気もあるし続き作っちゃいました的な感じ。でも普通におもしろいです。
劇場版とテレビシリーズでは少し違いがあるので、上記劇場版三部作を観てから復活のルルーシュを見るのがおすすめです。
三部作の方は概ねテレビシリーズをまとめた内容なので、かなり足早。テレビシリーズを観ているか、ある程度コードギアスの知識が無いと、ちょっとついていけない感じもありますが、細かいことを気にしなければ普通に楽しめる内容になっています。
復活のルルーシュは元から劇場作品として作っているので、足早感もなく、しっかり楽しめるのが特徴です。
テレビシリーズの内容についてはラストでいろいろとあったので、そのあたりも人によっては感想があるのかなと思いますが、まあ水戸黄門的な感じってことで個人的には良いかなと思っています。
ルルーシュというキャラクターが好きなら結構楽しめる作品。
ネタバレあり テレビシリーズの結末は?
まず前提条件として復活のルルーシュは劇場版三部作の続きであり、テレビシリーズとは別作品として考えた方が良いと思います。
まあ、例えばエヴァンゲリオン。テレビシリーズがあって劇場版があって、さらに新しい劇場版があって、全部パラレルワールドの話になってますよね。ガンダムシリーズで言えば、Zガンダムでも同じようなことがありました。
ということで、本作もテレビシリーズとは別物と考えた方が個人的には良いと思います。
つまり、何が言いたいかと言うと、テレビシリーズの結末については完全に明らかにされていないということです。
具体的にはルルーシュが最後死んだのか?それとも生きていたのか?という話。
設定や伏線で生きているのが筋ならばハッピーエンド的、その設定や伏線がフリであれば死んでしまったバットエンド的な終わり方というわけです。これはどちらもあり得る話。
そしてラストで明確にしないという手法はかなり古くから使われている手法で、多くのファンが様々な作品で議論をしていますが、結局のところ、そこは読者に委ねるというのが作り手側のメッセージで、どちらが正しいというわけではないんですよね。
そこも含めて楽しむ作品という話で、復活のルルーシュがあるからテレビシリーズのルルーシュはやっぱり生きていたというのは、ちょっと違うわけです。
じゃないと、エヴァンゲリオンはタイムリープ的な話になっちゃうし、劇場版 Zガンダムは誰かの夢想ってことになってしまいますからね。
それぞれで評価すればよいのかなと個人的には思っています。