だから僕はアンチと結婚したとは
世界的スター フジュンと新人編集者グニョンは、クラブで行われたパーティーで最悪の出会いをし、グニョンは編集者を辞めることになる。グニョンはフジョンに復讐するために活動を開始し、アンチ一号として認知されることになる。
そんな二人にテレビ番組「だから僕はアンチと結婚した」のオファーが来るのだった・・・。
2021年作品。
評価
☆5/5
アマゾンで評価が高かったので概要文もあまり見ずに視聴。1話目見たときは、そこまでかなあと思ったのですが、2話目でテレビ番組のオファーが来てからが爆発的に面白くなってきます。気づけば1日で全話一気観してました。
見どころはやはりフジュンとグニョンの掛け合いでしょう。そして二人の何気なくフッとみせる表情。
最初は反発している二人ではありましたが、それぞれが人となりにふれていくうちに、ちょっとずつ気持ちの変化が生まれ、それがセリフ、そして表情で表されています。
ドラマということで長いスパンであるため、緩やかに変化していく気持ちの変化がわかりやすく、また二人の演技も良かったと思います。
ジャンルとしてはコメディラブコメなのかなと。適度に笑いがありつつ、シリアスな内容もありつつという感じでバランスの取れた内容。コメディではありますが、笑いはメインではなく、アクセントとして入っているレベルなので、コメディはちょっと言い過ぎかもしれません。
個人的には最近見たドラマの中でエンタメ作品としてかなりおすすめのドラマ。韓流ドラマというと年齢層高めの女性向けというイメージがありますが、それは今や昔の話。最近の作品は全体のクオリティが高く、男性が見ても楽しめる作品になっています。
ネタバレありの感想
これは個人的にですが、全16話が若干長ったかなあと。熱量としては2話目で一気に爆発して8話あたりが最高潮な感じでした。と言っても、最後の16話まで、ダレるという感じはそこまで無かったので一気に見れました。このあたりは人によって感覚が変わるかもしれません。
概要文でテレビ番組のオファーの話が書いてありましたが、それを読まずに観たほうが本作のインパクトが大きいかなと。
というのも、この手のタイトルの恋愛ドラマって、まあ言ってしまえばコテコテのハイスペックイケメンが普通の女子を好きになるシンデレラストーリーというのが定番。しかし、本作ではこのテレビ番組という味付けがとても良く、話を盛り上げるのにも役立っていますし、二人が強制的に近づくための理由付けにもなっているので。
このテレビ番組という設定が個人的にはとても秀逸な作品だと思いました。
別にシンデレラストーリーが悪いというわけではなくて、そういう話が多くて定番化してきていて、個人的に若干食傷気味だったという話。
また過去の三人の人間関係についてはちょっと引っ張り過ぎかなと。似たようなシーンも多いですし、1話がCM無しで1時間を超えているというのもあって、若干冗長気味な印象はあります。このあたりは他の韓国ドラマも1話が結構長いので、韓国のドラマ尺の定番なのかもしれません。
個人的には最近30分程度のドラマがとても見やすくて好んでみていることもあり、1話が長いドラマはちょっと疲れちゃうというのがありますね。
それでも本作☆5を付けているのは、それだけ面白かったです。