サンクコスト(埋没費用)とは、過去に払ってしまい、もはや取り戻すことができない費用のことです。したがって将来に関する意思決定をする場合、サンクコストは考慮に入れず、今後の損益をだけを考えるのが合理的な判断です。しかし、将来にわたって金銭的・精神的・時間的な投資をしつづけることが損失になることが明らかであっても、それまでの投資によって失った費用や労力を惜しみ、投資を継続することがあります。これがサンクコスト効果です。
サンクコスト効果 | 意思決定・信念 | 錯思コレクション100 Collection of Cognitive Biases
つまり、後々大きな見返りが無いことがわかっていても、一度リソースを投資すると後には引けなくなり、さらに投資してしまうということ。
わかりやすい例は、キャバ嬢やホストに貢ぐという事例。最初にちょっと貢いだら、その分の見返りを取り戻したくなり、さらに貢いでしまうというわけ。
リソースは別にお金だけではなく、時間も入ります。つまり、その人に多くの時間を割いたら、その人から見返りが欲しくなるわけです。だからさらに時間を割いてしまうというもの。いわゆる呼べばすぐ来る都合の良い人間的な感じ。
恋愛においては、相手にいかにお金や時間を自分に割いてもらうかがポイントです。